【ギター初心者】これだけは最初に覚えておきたいコード(後編)

みなさんお疲れ様です!

soratoumiです。


今回は、前回の「これだけは最初に覚えておきたいコード・前編」からの続きです。

「これだけは最初に覚えておきたいコード・前編」はここから

「前編」ではオープンコード『32個』を紹介しました。
今回の「後編」ではバレーコード『16個』とその応用について解説していきます。

目次

これだけは最初に覚えておきたいコード(後編)

ここでは、みなさんがよく分かる見覚えのあるバレーコード16個とそれを応用すればいろんなコードが弾けちゃう”法則”を解説していきます。

バレーコード『16個』その応用

まず2種類のバレーコードを確認

みなさん、このバレーコード2種類、見覚えないですか?めちゃくちゃこの形見覚えありますよね。
分からない方は絶対覚えてください!ず~っとお世話になるコードです!(笑)

人差し指で1弦から6弦又は5弦までをセーハして押さえるタイプのこの2種類の形のバレーコード。

【図の左側のバレーコード】6弦にルート(R)がある6弦ルートのバレーコードです。
「F」コードの形でおなじみですね。(^^)/
ここでは「F#メジャー」のコードになっていますね。

参考記事

F系(6弦ルートバレーコード)』のコードの押さえ方はここから

【図の右側のバレーコード】5弦にルート(R)がある5弦ルートのバレーコード
ここでは「Bメジャー」のコードになっていますね。

参考記事

B系(5弦ルートバレーコード)』のコードの押さえ方はここから

この2つのバレーコードを応用すればいろんなコードが弾けるようになるんです!
結論から言うと、この2つのバレーコードをずらす(平行移動する)だけでいろんなコードが弾けるようになるということです!

でもその前に、この2種類のバレーコードの各それぞれ8個ずつのコードタイプを覚えてください!
各バレーコードに8個のタイプのコードがあるので合計で『16個』ですね!(^^)/

『6弦ルートバレーコードの各種コードの形



上の図『6弦ルートバレーコード』の8つのコードタイプです。この8つのコードを覚えとけば良いと思います。
フレットは指定していないので「形」だけ覚えてください!

ルートの位置は「6弦」を押さえているポジションです。
各コード名の左側に音名が入ります。例えば、「m7(b5)」のルート(R)が「F#」だったら「F#m7(b5)」という具合です。

「△7」は「メジャー7」のことです。

『5弦ルートバレーコード』の各種コードの形

上の図『5弦ルートバレーコード』の8つのコードタイプです。この8つのコードを覚えとけば良いと思います。
フレットは指定していないので「形」だけ覚えてください!

ルートの位置は「5弦」を押さえているポジションです。
各コード名の左側に音名が入ります。例えば、「m7(b5)」のルート(R)が「F#」だったら「F#m7(b5)」という具合です。

「△7」は「メジャー7」のことです。

平行移動させればどんなコードでも弾ける!

はいみなさん、バレーコード『16個』は覚えましたでしょうか?
これを覚えてしまえば後は簡単です!

このバレーコードをギターの指板上で移動させればどんなコードでも弾けちゃうんですね!

要するに、例えば、「Bm7」というコードを弾きたいというときに、『5弦ルートバレーコード』の「m7」のコードのルート(R)の位置が「B」の音になるように平行移動すれば「Bm7」というコードが弾けちゃうわけですね。(^^)
『6弦ルートバレーコード』も一緒です。例えば、「F#メジャー」というコードを弾きたければ、「メジャー」コードの6弦のルート(R)に「F#」の音がくるように平行移動すればいい訳ですね!

ということはですよ、みなさん。
勘のいい人はもうお気づきになっていると思いますがルート(R)に音を当てはめていろんなコードを弾くには、
「6弦」「5弦」音の配列を覚えないといけないんです。

世の中甘くないですね(笑)
みなさん頑張って音の配列も覚えていきましょう!

覚えるっていっても指板上の上から下まで全部覚える必要はなく、アコギでジャカジャカJ-POPのコード譜を弾く分にはある部分だけ覚えてしまえば十分です。全然いろんな曲に対応できると思います。

それが下の図です。


図を見て分かる通り、6弦と5弦の開放弦から8フレットまで覚えれば12キー全てのコードを十分弾けちゃいます。

ちなみに図はメジャースケールという音の並びです。ドレミファソラシドですね。
「F」と「G」の間とか、「C」と「D」の間とかところどころ空いてるフレットありますよね?ここも音ありますからね。例えば、「F」と「G」の間は「F#」または「Gb」です。
「#」とはその音の1フレット上(半音上)、「b」とはその音の1フレット下(半音下)という意味です。

上の図の音の配列を参考に例を挙げてみます。

(6弦ルートバレーコードの場合)

(5弦ルートバレーコードの場合)

男性③

このようにコードごとゴソっと平行移動させればいろんなコードが弾けるわけです!

女性③

ですから5弦と6弦の音の配列を覚えることは大切なことですね!

指板上の音の配列をもっと詳しく知りたいここから

8フレット以上のハイポジションのコードを弾く人もいますが、それはアコギ初心者の人たちにはキツ過ぎると思います。手が痛くなります。というかアコギのハイポジションはプロの方たちでもキツいと思います(笑)
アコギはなるべくローポジション(低い位置)の方が弾きやすいですね!(^^)/

オープンコード『32個』バレーコード『16個』の使い分け

前編、後編とオープンコード『32個』バレーコード『16個』を解説してきたのですが、じゃあこれらをどのように使っていけばよいのか?ということを説明していきたいと思います。

アコギは基本「オープンコード」が弾きやすいですので、初心者のうちは「オープンコード」で弾けるコードは「オープンコード」で弾いた方が良いです。「オープンコード」は開放弦も含んでいるので響きがきれいですしね。(^^)

で、「オープンコード」で弾けない(人間の指では押さえにくい)コードも出てくる訳ですよ。
”前編”のオープンコード「C」「G」系を思い出してください。
マイナー系のコード(Cm・Cm7)(Gm・Gm7)をオープンコードでは紹介してなかったですよね。
オープンコードのポジションで「C」「G」のマイナー系のコードを押さえるのが人間の手では難しいんですよ。特にギターを始めたばかりの初心者の方には難しすぎると思います。

そういう時に「バレーコード」でそのコードを探せばいい訳です。前項で説明した「バレーコード」と応用方法が分かっていればどんなコードでも探せるわけです。

「バレーコード」でコードを探す場合はなるべくローポジション(低い位置)にあるコードを探す良いです。

例えば、「Cm」コードは6弦8フレットがルートのバレーコード5弦3フレットがルートのバレーコードが二つ弾けますが、なるべく5弦3フレットルートのバレーコードが弾きやすいです。
必ずそうやらないといけないという訳ではないんですけどね。初心者のうちはその方が良いと思います。

あまり「バレーコード」は手が痛くて難しいあまり使いたくないっていう人もいるかと思いますが、そういう場合はうまくカポタストを使って弾きやすくすればいいわけですしね。

カポタストの使い方は今回は割愛させていただきますが、本当に便利なのでぜひ使えるようになってください。

ただ、カポタストを使わなくても全キーで対応できるように解説しましたのでその辺も頭に入れていてくださいね!(笑)

まとめ


「これだけは最初に覚えておきたいコード」
前編、後編に渡ってささっと解説してきたのですが、
これらの記事はあくまで
とりあえずアコギでジャカジャカJ-POPなどをコード譜を見て弾けるようになりたい初心者の方々のために書いた記事です。

前編後編で紹介したコードより難しいコードが出てくる場合もあると思いますが、その時はネットで検索して調べてください(笑)。でもここで紹介したコードだけでもJ-POPの90%は弾けちゃうと思います(^^)

関連記事

「これだけは最初に覚えておきたいコード・前編」はここから

基本的なコードの押さえ方 m7(b5) ここから


基本的なコードの押さえ方 dim はここから

音楽は自由ですし、例外もいっぱいあります。
これが全てとは限らないです。

もっと音楽理論などを勉強したい人もいるでしょう。例えば、コードの構成音を勉強したい、ダイアトニックコードを勉強したい、もっと難しいテンションが入ったコードも覚えたい、などなど。

究極の話、音楽を続けていきたいのならそれは勉強するべきだと思いますし、その方が絶対的にプラスになります。

僕が今回書いた記事は「ギターコードの手っ取り早い入門編」だと思っていただければ幸いです(^^)

以上ありがとうございました!

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