【ギター】耳コピができるようになるために必要な要素(コード編)

耳コピ

ギター大好き、ギターが趣味なみなさん、お疲れ様です!

soratoumiです(^^)/

 

前回は、『耳コピができるようになるために必要な要素(単音編)』を紹介させて頂きましたが、

今回はコード(和音)を耳コピができるようになるために必要な要素を説明していきたいと思います。

 

コードの耳コピは、単音の耳コピと比べて難しいです。
コードはいくつもの音が重なっているからです。
コードは耳コピやギター演奏の練習、コード理論の勉強などを積み重ねていくとだんだん耳で響きを聴くだけで分かってくるようなものでもありますが、ここまで来るにはやはり訓練が必要になってきます。
一番効果があるのはやはり耳コピです。

ですので、今回はコードの耳コピに必要な要素みたいなものを僕なりの経験も交えて説明していきたいと思います。

 

 

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耳コピ(コード編)に必要な要素5つ

コードの耳コピに必要な要素はずばり下の5つです!

コードの耳コピに必要な要素5つ

  1. 相対音感
  2. コード理論
  3. ダイアトニックコード(ノンダイアトニックコード)
  4. 覚えたコード進行
  5. 回数

 

 

 

の図の5つの要素を全部習得しなくてもコードの耳コピを始めてもいいですが、単音の時と比べてかなりハードルが高いです。
この5つの要素をある程度理解しないと、間違ったコピーをする場合が多いですね。
プロの方でも間違う場合があるぐらいですから。

この5つの要素をある程度理解した方がコードの耳コピが効率よくなるんですね!

次の項ではこの5つの要素がどのようにコードの耳コピに役立つのか、また、その要素の習得方法を説明したいと思います。

 

 

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この5つの要素の役割と習得方法

 

コードの耳コピに必要な要素5つを詳しく説明していきたいと思います。

相対音感

「絶対音感」「相対音感」の違いは前回の記事『耳コピができるようになるために必要な要素(単音編)』で説明しました。「絶対音感」を持ってなくても「相対音感」を鍛えれば耳コピはできる!と言うことでした。

「相対音感」とは、基準の音(例えばド)を鳴らして、「今鳴らした音はドの音だよ」と答えを教えて、「じゃあこの音は何?」と他の音を鳴らして、「今のはソ!」と当てられる能力です。
つまり基準の音を教えてもらえば(キーが分かれば)他の音をだいたいで当てられる能力のことです。

「相対音感」は耳コピを続けていけば自然とついてくる能力ですが、ではこの能力が、コードの耳コピにどのように役に立つのか?
それはずばり、コードの「ベース音」、つまりコードの構成音の中で一番低い音を探るのに役立ちます!

ルート音とも言いますね。そのコードの土台となる音です。
例えば、皆さんがよく分かる「Cメジャーコード」のベース音は「C」ですね。だからコード名も「Cメジャーコード」になっている訳ですね。

この「ベース音」を探りさえすれば、もう50%はそのコードは分かったものと一緒です。
例えば、ベース音が「G」と分かれば、もうこのコードは「Gメジャーコード」や「Gマイナーコード」などに絞られます。(オンコードなどの例外もありますが)

「相対音感」でコードの構成音すべてを探ることはできますが、初心者の内は一音一音探してたら時間がかかるし、効率が悪いです。耳がいい人はそれでできるかもしれませんが、普通の人にはしんどいです。
ですので最初に「ベース音」を探したら、後は「相対音感」と力を合わせてこれから説明する要素を加えればコードを要領よく導き出していけます!

 

 

コード理論

コード理論とは、コードの仕組み、特徴などを説明してくれる知識のことですね。

うわ~なんか難しそうだな~(><)って思っちゃいますよね(笑)
僕もそうでした。初心者のころは見たくもない!と思って、勉強しようと思わなかったです(笑)
勉強しようと思ったのはかなり後でした。

でもこのコード理論を勉強しだして、ある程度コードの仕組みなどが分かってきたら、コードの耳コピにとても役に立ったんですよ!
でもコード理論全てを学んだ訳ではないんです。ある程度のコード理論、基本的なことだけでいいんです!全てを理解するのに越したことはないんですが、それはしんどくて挫折してしまうかもなので、本当にある程度、要点を押さえる程度でいいんです。

前項で「ベース音」を探ったらもう50%は分かったものと述べましたが、残り50%はこのある程度のコード理論で効率よく解決できるんです!

例えば、
「相対音感」でこのコードの「ベース音」は「C」と探りました。
と言うことは、このコードは、『Cなんとかコード』で、コードにはメジャー(明るい)とマイナー(暗い)があるので、響きを聴いてみたらなんか明るい感じがするぞ、コード理論で勉強したメジャーとマイナーの違いはメジャーサードの音が入っているか、マイナーサードの音が入っているかだったので、最初に探った「ベース音」とこの「メジャーサード」の音を一緒に鳴らしてみよう!
あっ!同じ響きだ!このコードは「Cメジャーコード」だ!

っていう風に分かっちゃう訳です。

僕は独学でギターを勉強してきたので、何が何に役立つのかは分からなくてコードの耳コピができるようになるまで時間がかかったのですが、このコード理論を学んで飛躍的にコードの耳コピが早くなりました。
ここでは、コード理論の説明は莫大すぎて割愛させていただきますが、
コードの耳コピに行き詰まったらこのコード理論を勉強してみてください。全てではなく、ある程度の基本的なものだけでも十分耳コピに役立ちます。

 

ダイアトニックコード(ノンダイアトニックコード)

「相対音感」と「コード理論」でだいぶコードの耳コピが効率よくなると思いますが、この「ダイアトニックコード」の知識を身に付ければ、更に飛躍的に耳コピの効率が上がります。本当です!

 

ダイアトニックコードとは?

まず「ダイアトニックコード」とは何か?
簡単に説明します!

その曲のキー(調)に合った7つのコード

つまり、曲は基本的に7つのコードでできている!

ということです。
あんなに嫌になるほど無数のコードを覚えないといけないのか!って初心者の内は思ってしまいますよね。でも曲って基本的に7つのコードでしか構成されていないってことです!
ただ、キー(調)によってその7つのコードは変わりますけどね。

たとえば、

キーが「C」の場合
『C』『Dm』『Em』『F』『G』『Am』『Bm(b5)』の7つ

キーが「G」の場合
『G』『Am』『Bm』『C』『D』『Em』『F#m(b5)』の7つ

という風にキーによって7つのコードは変わります。
各キーごとの7つのコードダイアトニックコードを覚えさえすれば、コードの耳コピが楽になるわけです。なぜなら今説明した通り、曲に出てくるコードが限定されるからですね!
無限にあるかのように思っていたコードが、キーが分かることによってある程度絞り込むことができる訳です!

今回はダイアトニックコードの詳細は割愛させていただきます。

ダイアトニックコードの勉強の入り口として下の記事をどうぞ!(^^)/

 
 

ダイアトニックコードとキーの判別

ここである疑問が浮かんでくると思います。
キーを判別できないとダイアトニックコードを覚えても意味ないんじゃないの?って思いますよね。
音楽ってとても奥深いものです。
いろいろな要素が複雑に絡み合って化学反応が起こって初めていろいろな能力の上達が得られるものです。
ダイアトニックコードを学んだらキーごとに出てくるコードが分かるので、ある曲の耳コピをして、最初はキーが分からなくても、2、3個コードが耳コピできたら、「あっ!この曲のキーはDかな?」という風にキーが予測できてくるんですよ。勘が良くなるんです。
キーが分かれば出てくるコードが限定されるコードを耳コピしていけばキーが判別できる、という風に相互関係になっているんですね。すみません、上手く説明するのが難しいです(**)
(曲のメロディー=スケールからもキーは判別できます)

要するに、前回の記事から説明している”耳コピができるようになるための必要な要素”をコツコツ学んでいき、耳コピを続け、ギターを弾き続けたらいつの間にかキーの判別ができるようになるってことです。

 

ノンダイアトニックコードとは?

ノンダイアトニックコードとは、7つのダイアトニックコード以外のコードのことです。

でも述べたように、
曲は”基本的に”7つのコードでできている!って言いましたけど、”基本的に”ということは、
”例外”もあるってことなんです。
え~~~っ!て思いますけど、音楽ってこの”例外”がいっぱいあるんです(><)

曲はダイアトニックコードで基本構成されていますが、ノンダイアトニックコードも結構でてくるんですよ。ジャズもそうですが、J-POPとかはもうすごいです(笑)
なぜノンダイアトニックコードが出てくるのかというと、聴いている人を、おっ!と思わせるスパイス的なコードだからです。
でも心配しないでください。むやみに無数のコードをぶち込んでいる訳ではなく、巧みなテクニックが必要なコードなので、ある程度パターンが決まっているんです。これは次の項にも繋がることですが、ある程度のパターンのノンダイアトニックコードを覚えれば十分対応できます。

耳コピしていて、「んっ!?今のコードなんか曲の雰囲気が変わったぞ」「なんかぞわっ!としたぞ」、と思ったら大体ノンダイアトニックコードです!

 

 

覚えたコード進行

耳コピをしたり、教則本やYouTubeのレッスン動画などで紹介されていたり、ある程度ギターを練習していたら、パターンが決まっているコード進行などを覚えてきたりします。
このよくあるパターンのコード進行を覚えてることが、耳コピに役立ちます

耳コピしている時に、
「んっ?このコード進行前にも聴いたことあるな。同じかな?」「じゃあ次のコードはこれだな。」
っていう風に予測できてしまいます。

世の中にあるコード進行っていうのは、聴く人を惹きつける有名なコード進行があり、ある程度パターンが決まっており、数々の名曲にはだいたいこの有名な定番コード進行たちが使われていたりするのです。
前項で説明した「ノンダイアトニックコード」もだいたいこの定番コード進行に組み込まれているパターンが多いです。
例えば、キーCでのE7コードはダイアトニックコードには入っていないコードです。いわゆるノンダイアトニックコードです。でもこのE7コードは超有名(J-POPでよく使われている)で、ほとんどE7→Amという進行、つまり、Amの前によく入ってくるというコード進行のパターンがあります。
これを覚えておくと、いざ耳コピをする時に、「ん!雰囲気が変わったコードが出てきたぞ。その次のコードがAmだから、E7かな?」という風に答えがが絞られてくるのです。

ですので有名なコード進行は覚えていて損はないでしょう。
耳コピを続けていけば、パターンのあるコード進行を覚えてきますし、ネットとかで「有名なコード進行」と検索すればいっぱい出てきますよ!
僕はネットとかで調べた定番コード進行たちを実際ギターでかき鳴らしながら響きを覚えていきました。

 

回数

回数って何の回数?って思った人がほとんどだと思いますが、これは ”耳コピをした回数” 要するに、耳コピの「経験値」と言うことです。
この回数の説明は前回の記事『耳コピができるようになるために必要な要素(単音編)』でも述べたんですが、コードの耳コピにも重要な要素なので、この記事でももう一度全く同じ内容で説明したいと思います!

耳コピをした回数を増やしていく=経験値を上げる=耳コピがスラスラできるようになる

ここまで説明してきた要素をプラスして耳コピをへこたれないで続けて回数を重ねていくことが、耳コピをスラスラできるようになるための一番の近道なんですね。

ちなみに僕はだいたい100曲(フルコーラス耳コピ、部分的な耳コピ合わせて)ぐらい耳コピしてある程度スラスラ耳コピできるようになりました。今は楽譜は全然見なくなりました。
「なんだ、こいつが100曲ぐらいでできるようになったんだったら、俺は50曲ぐらいでいけるぜ!」って思ってもらってもいいです。笑 能力ある人は僕なんかより早いと思います。

話を戻しましょう!
要素全てを手に入れても、耳コピの回数=経験値を上げていかないと上達しない、と言うことですね。

これは要素というより心構えですね。

 

まとめ

コードの耳コピができるようになるために必要な5つの要素を説明させていただきました。

前回の記事「単音編」でも単音が耳コピできるための要素を説明しました。
分かりやすくするために、あえて「単音編」「コード編」に分けて記事を作りましたが、それぞれの要素は複雑に絡み合っています。相互関係があるんです。
なので、耳コピには総合的に考えて両方の要素があった方が絶対得です!最初はしんどいですが、少しずつコツコツやっていけば必ず成果は出ます。本当です!

成果が出たら本当に音楽が楽しくなりますから、みなさん耳コピコツコツがんばっていきましょう!

 

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ご覧いただきありがとうございました!

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