【ギター初心者】チョーキング(ベンド) ~ギターの基本テクニック①~

ギター愛好家の皆様、お疲れ様です!

soratoumiです!

ギターという楽器には、ギター特有のテクニック(技巧)が結構ありますよね。
そのテクニックによってギターらしい音(フレーズ)を奏でることができます。

今回はその基本テクニックの一つ、『チョーキング』のやり方について説明していきたいと思います。

目次

チョーキングとは

チョーキングとは、弦を押し上げて(下げて)音程を高くするテクニックです。
アメリカなどの国では ”ベンド” ”ベンディング” と呼ばれているそうです。
ブルースやロック(ハードロック)などによく使われるテクニックです。

簡単に画像で説明すると下のようなやり方になります。

簡単に説明しますと、チョーキングとは弦を物理的に押し上げて(下げて)音(音程)を高くするテクニックです。
実験してみてください。どこでもいいので弦を押さえて(1~3弦がやりやすい)弦をピッキングして音を鳴らした後に、鳴ってる音が消えないように、押さえている指でそのまま弦を押し上げて(下げて)みてください。
音がキュイーンって高くなりますよね!

チョーキングを音源で聴いてみましょう!↓↓↓

うわ~、昔のハードロックを思い出させるカッコいいテクニックだなあ。

チョーキングにもいろいろ種類があるらしいわよ!

いろいろなチョーキング

チョーキングって言っても、いろいろなチョーキングがあります。適当にチョーキング(弦を押し上げたり、押し下げたり)しているわけではないのです。
まあだいたい音程で区別するのですが、今回は初心者の方々を対象ということで、シンプルな分け方をして説明したいと思います。

全音チョーキング

全音とは、ギターで言えば、2フレット分という意味です。
要するに、「チョーキングして2フレット分上の高さの音を出す」という意味です。

画像で表わすと↓↓↓

これを「全音チョーキング」と言います。

最初は、2フレット(全音)上の音と同じ音程をチョーキングで出すのは難しいと思います。
コツは、2フレット上の音を押さえて普通にピッキングして音を耳で確認します。この音を耳が忘れないうちにチョーキングして2フレット上の音と同じ音程を出すようにチョーキング具合を調整します。

”耳で同じ音を出す”という聴力が必要になりますが、音がずれたら音痴みたいになってカッコ悪いので繰り返し練習して身に付けましょう。
何回もやってたらその内、どのくらい押し上げれば全音チョーキングになるのか指と耳が感覚で覚えてくるのでがんばりましょう(^^)/

音程については下の記事もご覧ください!

指の押さえ方は、薬指で押し上げるのですが、中指も一緒に押し上げたら押し上げる力も2倍になりますのでとてもやりやすいです。上の画像は薬指と中指2本でチョーキングしています。女性の場合は人差し指も手伝わせて、3本の指で押し上げると楽でしょう。
の画像は3弦をチョーキングしていますが、その他の弦はミュートするようにしましょう。ミュートは指の腹や先などで弦に触れてミュートしてください。

全音チョーキングは基本的に「チョーキング」と呼ばれることが多いです。
TAB譜での記号は、「C」とか「ch」とかで表わされることが多いですね。

全音チョーキング弾いてみましたので↓↓↓参考にしてください!

半音チョーキング

半音とは、ギターで言えば、1フレット分という意味です。
要するに、「チョーキングして1フレット分上の高さの音を出す」という意味です。

画像で表わすと↓↓↓

これを「半音チョーキング」といいます。

1フレット(半音)上の音程を出すので、先ほどの「全音チョーキング」よりは弦を押し上げていないのが分かると思います。「全音チョーキング」の半分ぐらいしか押し上げていません。
音程的にも「全音チョーキング」と比べて半分の音程しか高くなっていないってことですね。

半音チョーキングも最初の内は、1フレット上の音を出して耳が忘れないうちにチョーキングして同じ音程の音を出すようにしてください。

半音チョーキングも左手の指は基本、薬指と中指2本で押し上げています。

他の弦は鳴らさないようにミュートしてください。「全音チョーキング」と同じ要領ですね!

半音チョーキング
TAB譜での記号は、「h.c」とか「1/2C」とかで表わされることが多いですね。
「h.c」の[h]はハーフ(半音)の略ですね。「1/2」は2分の1のことで、全音(2フレット分)の半分の半音(1フレット分)のチョーキングなのでそういう表現で表わされることもあります。

半音チョーキング弾いてみましたので↓↓↓参考にしてください!

全音チョーキングの半分の音程の上がり方ですね。

クオーターチョーキング

みなさんここまで学んで来たら大体の仕組みは分かったんじゃないですか?
この「クオーターチョーキング」”クオーター”は4分の1ってことですよね。
もう勘のいい人は分かってると思いますけど、「全音チョーキング」の4分の1の音程をチョーキングで出すって意味です。「半音チョーキング」のさらに半分ってことですね(^^)/。1フレットよりさらに半分の音程の高さってことになります。
もう本当に微妙に音程を高くするチョーキングです。ブルースでよく使われるチョーキングです。

↓↓↓の画像が「クオーターチョーキング」をしている画像です。

画像を見て分かると思いますが、本当に微妙に少しだけ弦を押し上げています。ちょっと気持ち悪い音程です(笑)「半音チョーキング」の音程(1フレット分)を超えないように弾くっていうのがコツですかね!

これも薬指と中指で弦を押し上げていますが、本当に微妙なので薬指だけでもチョーキングできると思います。まあ、やりやすいようにやってください。

TAB譜での記号は「q.c」とか「1/4 C」などで表わされることが多いですね。

クオーターチョーキングを弾いてみました↓↓↓

微妙で気持ち悪いでしょ?(笑)

2音チョーキング

「2音チョーキング」はその名の通り、全音2つ分、全音の×2倍ってことですね。
要するに、「チョーキングして4フレット分上の高さの音を出す」という意味です。

画像で表わすと↓↓↓

「2音チョーキング」はかなりの力で弦を上に押し上げないと、4フレット上と同じ音程の音を出すのが難しいです。初心者の方は「全音チョーキング」でもきついのに、さらに全音の2倍ですからね
これはアコギではまず無理ですよね。完全にエレキギターでしかできないチョーキングです。

大昔ですけどブルースギタリストで有名なアルバート・キングがこの「2音チョーキング」を多用していたのは有名ですね。

2音チョーキングも最初の内は、4フレット上の音を出して耳が忘れないうちにチョーキングして同じ音程の音を出すようにしてください。

2音チョーキングも左手の指は基本、薬指と中指と人差し指3本で押し上げています。指3本ないとあそこまで押し上げるの無理じゃないっすかね(笑)

他の弦は鳴らさないようにミュートしてください。「全音チョーキング」と同じ要領ですね!

記号はだいたい「2C」で表わされることが多いです。「全音チョーキング」の×2倍ですからね。

「2音チョーキング」やってみました↓↓↓

チョーキングダウン

「チョーキングダウン」っていうのは、チョーキングした状態(弦を押し上げた状態)から音を鳴らして弦を元に戻す(音程を元の音に戻す)テクニックのことです。
今まで説明してきたチョーキングは上がり坂(音程が高くなる)のようなイメージとしたら、この「チョーキングダウン」は下り坂(音程が高い所から低くなる)みたいな感じですね。

これはですね、音程が高い所から低くなるので、普通のチョーキングとは逆の動きにしないといけないですよね?
要するに、音を出さずにチョーキングした(弦を押し上げた)状態から初めてピッキングして音を出してから弦を元に戻していく(押し下げていく)というやり方です。

1音上からチョーキングダウンしたり、半音上からダウンとかいろいろありますが、要はチョーキングの逆の動きをしたらいいということですね!どの音程から下がってもチョーキングダウンという言い方をします。

記号は「D.C」と表わされることが多いです。「D」はダウンの略ですね!

チョーキングダウンを弾いてみました↓↓↓これは1音上からのチョーキングダウンです。

ビブラート

「ビブラート」とは音が揺れながら流れる、音程が上下上下を繰り返しながら流れることです。
これはやり方が何種類かありますが、今回は基本的なビブラートのやり方を紹介します。

音が上下に揺れるってことは、チョーキングの技術を細かく使っているんです。
簡単に説明すると、チョーキングを「弦を押し上げる」→「元に戻す」→「弦を押し上げる」→「元に戻す」・・・を繰り返しているテクニックです。

演歌の”こぶし”みたいな感じですね(^^)/
エリッククラプトンもこのビブラート得意ですよね!

記号は「vib」とか「vibrato」とかあと、一本線が波うってる記号とかがよく表記されます。

ビブラートも弾いてみました↓↓↓あまり得意じゃないですけど(**)

左手の指について

今回紹介したチョーキングは、画像を見て分かると思うんですけど、全部薬指と中指を使ってチョーキング(弦を押し上げ)してますよね。
一般的にはこれが基本の形でやりやすい形なんですけど、必ずしもこうでないといけないわけではないんですよ。他の指や本数は本人がやりやすいやり方でもいいんです。

例えば、僕は「クオーターチョーキング」は薬指一本だけで押し上げたり、人差し指一本で押し下げたりすることもあるんですよ。その方がやりやすい場合もあるんですね。まあ人によって違いますけど。

①②は人差し指だけ使っています。①なんかは「押し下げて」いますよね。
チョーキングは「押し下げて」も「押し上げて」も同じ効果、音程が上がるんですね。だから押し下げるのがやりやすいと感じた人は「押し下げて」もいいんです!
③もそうですね。薬指中指で「押し下げて」チョーキングしてます。注:1弦を押し下げてチョーキングしたらネックから弦が落ちてしまいますので1弦は「押し上げ」るしかないですね
また、あまり指の力がない人(例えば女性の方とか)は④のように小指を起点に薬指中指人差し指の4本でギュッと上げる方法もありです!ひとそれぞれ手や指の長さや大きさ、力など違いますからね。

何が言いたかったというと、決まりはないということです。その人がやりやすい方法をみつけるのもありではないでしょうか。
要は、音程を外さなければいいんです!

その他の記事もご覧ください↓↓↓

まとめ

今回紹介したチョーキング以外にも、いろいろなチョーキングが存在します。
例えば、「ハーモナイズドチョーキング」や「ユニゾンチョーキング」、「ダブルチョーキング」などあります。
でも今回は初心者の方に向けた、チョーキングの基本的なものだけを紹介しました。

他のチョーキングはまた次回以降にでも記事にしたいと思います。

ご覧いただきありがとうございました!

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