【ギター初心者】~アドリブ編~ マイナーペンタトニックスケールを覚えよう!②(付け足せる音)

ギター初心者、ギター愛好家のみなさま、お疲れ様です!

soratoumiです。

今回は、「マイナーペンタトニックスケールを覚えよう!」の2回目です。

みなさん、前回1回目の『マイナーペンタトニックスケール』の王道ポジションは覚えましたでしょうか?

前回の記事

その『マイナーペンタトニックスケール』王道ポジションに「付け足せる音」があるんです!
それらの音を足してギター弾いたらちょっと雰囲気が変わるんです。料理で言ったら塩とか胡椒とかスパイス味付けみたいな感じですね。

今回はその「付け足せる音」を説明していきたいと思います(^^)/

目次

『マイナーペンタトニックスケール』に付け足せる音

『マイナーペンタトニックスケール』の王道のポジションの形がありましたよね。
それに「付け足せる音」を加えたのが下の図です!

「 R、m3、4、5、m7 」『マイナーペンタトニックスケール』の5つの音ですね。

そこに黄色で示した3、 b5、 6 の3つが「付け足せる音」です!
厳密に言うと、他にも「付け足せる音」はあるんですが、今回は初心者向けなので、代表的な「付け足せる音」だけを紹介します!(^^)

付け足せる音 = △3・b5・6

↑上の図の「付け足せる音」はよく使う位置を示してますが、他の位置にもオクターブ違いの同じ音があります。
 「△3」の位置は他にも、「6弦のm3の右隣り」、「1弦のm3の右隣り」があります。
 「b5」の位置は他にも、「5弦の4と5の間」、「2弦の5の左隣り」があります。
 「6」の位置は他にも、「4弦のm7の左隣り」があります。

初心者向けなので最初は、小難しい数字(度数)は気にしないで、音の位置だけでも覚えてくださいね。最初はそれでも十分です!

「度数」について詳しく知りたい方はここから

では、各音を説明していきます!

△3(メジャーサード、長3度)

簡単に言うと、この音は「明るくなる」音です。
『マイナーペンタトニックスケール』は「マイナー」と付いているぐらいですから、やっぱり暗い、悲しい感じの雰囲気のスケールなんですよね。

その雰囲気をちょっと明るくしてくれるのがこの「△3」なんです。

コードの話ですけど、6弦ルートのメジャーコードみなさんよく押さえると思うんですけど、あの人差し指バレーして弾く形のコードです。あのコードって中指外したらマイナーコードになりますよね!
そうです!あの中指で押さえてる音が「△3」なんですね!明るいメジャーコードになります。
中指外したら悲しいマイナーコードになりますね!

6弦ルートの「Aメジャーコード」と「Amコード」です。
「Aメジャーコード」の中指で押さえてる黄色の所(3弦6フレット)が明るい「△3」の音なんです!この音を外すと悲しい「Amコード」になりますね!
コードで考えると分かりやすいですね!(^^)/

以上のことから分かるように、「△3」の音は、『マイナーペンタトニックスケール』の悲しい雰囲気を明るくしてくれる音なんです!

b5 (フラットフィフス、フラット5)

この音は、「悲しいブルージーな雰囲気」がする音です。聴く人にとっては”不協和音”に聴こえるかもしれませんね。

『マイナーペンタトニックスケール』はブルースという音楽によく合うスケールだというのは他の記事でも話しましたが、この「b5」の音を混ぜることによって、より悲しいブルース臭い雰囲気(ブルージーな感じ)を出すことができます。
「ブルーノート」
とも呼ばれてますね。ブルース独特の音とでもいいましょうか。
僕は「エロい音」と覚えています!(笑)

小難しいことは今はいいですね!(笑)
とにかくこの「b5」は良く使います!実際にギターで音を出して耳で聴いてみてくださいね!

 (シックス、6度)

これはね、明らかに”不協和音”ですね(笑)
弾いてみてください。なんか突然、別の世界に飛んで行ったみたいな感じしませんか?
僕はそう聴こえます!(笑)まあ人それぞれですが。

この『マイナーペンタトニックスケール』の雰囲気にアクセントを加えるような音です。
何回も言いますが、実際に音を出して耳で感じてくださいね!(^^)

ちょっと小難しい話をすればこの「6」という音は、「ドリアンスケール」っていうスケールの音の一つです。
僕は、『マイナーペンタトニックスケール』でブルースを弾く時は、この「6」の音を4度のコードの時によく使いますね。キーがAだったら、D7コードの時ですね。
よりD7というコードを際立たせてくれます。

僕はこの「6」という音も3」「b5」ほどではないですが、まあまあよく使う音です。

「付け足せる音」の使い方

この3つの「付け足せる音」は実際どのようにして使っていけばいいのか説明したいと思います。

この「付け足せる音」は料理で言えばスパイスみたいなものと先ほど述べましたが、ただ適当にぶっきらぼうに弾いてしまっては何も起こらないんですよ。スパイスになりきれないんです。
なので初心者の方はある程度の基本的な使い方を知っておいた方が良いと思います。

初心者向けの基本的で効果的な使い方です。ほんの一例です。でも実際にはもっといろいろな使い方があります。音楽は自由ですから(笑)

では実際にキーAマイナーAマイナーペンタトニックスケール』で実践してみます。


下の図がAマイナーペンタトニックスケール』です。

キーAマイナーのマイナーペンタトニックスケール』を実音で表すと上の図です。6弦5フレットがルートですよね!
「付け足せる音」はそれぞれ、3 = C# 、 b5 = Eb 、 6 = F# になっているのが分かると思います。

~「△3」の使い方~

「△3」は「m3」と絡ませて使うことが多いですね。上の図で言ったら3弦5フレット「C」が「m3」で、3弦6フレット「C#」が「△3」に当たりますね。「C」の次に「C#」をハンマリングして弾くとか、トリルなんかしちゃったりね(^^)

~「b5」の使い方~

「b5」は「4」と絡めて使うことが多いですね。上の図で言ったら「b5」が3弦8フレット「Eb」で、「4」が3弦7フレット「D」に当たりますね。「D」から「Eb」にスライドしたり、その逆もやりますね。一番一般的なのが「D」をチョーキングして「Eb」の音を出すパターンですね。非常に「エロく、ブルージー」に聴こえます(笑)

「チョーキング」についての記事はここから


~「6」の使い方~

僕は「b3」の次に「6」を弾くことが多いですね。その方が聴いてる人が「おっ!」と思うんじゃないですかね(笑)
上の図で言ったら、3弦5フレット「C」2弦7フレット「F#」という動きですね。
後、僕はコードが4度の時にもこの音を混ぜます。上の図はキーAのブルースに合うので、コードが「D7」の時ですね。このコードを際立たせてくれます。

「ハンマリング」「トリル」「スライド」「チョーキング」は左手のテクニックです。今回はこの説明は省かせていただきます。分からない方はネットやYouTubeなどで調べてみて下さいね!

「チョーキング」についての記事はここから

まとめ

今回は、『マイナーペンタトニックスケール』「付け足せる音」についてお話ししてきました。

この「付け足せる音」は本当に覚えたほうが良いですよ!曲の雰囲気を変えてカッコよくなりますから!

ただ、上の項で説明した使い方はほんの一例に過ぎません。音楽は奥が深くて自由ですから。
もしかしたらみなさんがこの「付け足せる音」を使って、ご自分でものすごいカッコいいフレーズをあみ出すかもしれません!
でも、使い方によっては(ただスケールをなぞって弾くとか)なんの効果も出ないことも多いです。
これぐらい音楽は深いものなのです(笑)

ですので初心者のみなさんが分かりやすいような基本的な使い方の一例を示しているつもりです。

もっといろんなカッコいい使い方を知りたい!と思ってる方は、やはり、フレーズ集みたいなのからフレーズを覚えていったり、曲をコピーしていくのが一番だと思います。最近ではYouTubeとかからでも学べますからね!

「耳コピ」についての記事はここから


関連記事(マイナーペンタトニックスケールを覚えようシリーズ)

「マイナーペンタトニックスケールを覚えよう!③」についてはここから

他の「マイナーペンタトニックスケールを覚えよう」シリーズはここから


後、この「付け足せる音」を耳で聴いて雰囲気を覚えてください!耳になじませることで使うコツなども広がっていくと思います。

音楽は音を響かせて成り立っているものなので音を耳で感じることは超大切です!

みなさん、ギターを楽しんでいきましょう!

ありがとうございました!

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